おせち料理の中でも特に子供から大人までみんな大好きな栗きんとん。
スーパーやデパートで買うのもいいですが、たまには自分で手作りしてみたいですよね。
ちょっと難しそうに見える栗きんとんですが、簡単に作れます!
おせちに欠かせない栗きんとんの作り方を紹介します。
おせちにはなぜ栗きんとんが?その意味は
栗きんとん作りに入る前に、そもそもなぜおせち料理には栗きんとんが入っているのでしょうか?
おせち料理には新年に食べるものとしてひとつひとつに、良い意味が込められています。
栗きんとんの「きんとん(金団)」は金色の団子という意味で、金銀財宝を意味していて、金運を願ったものです。意外なことに、栗を使うようになったのは明治時代以降だそうです。
煮物料理が多いおせちの中で、栗きんとんのきれいな黄色はおせち料理をより華やかにしてくれます。
美味しくて金運アップの願いが込められている栗きんとん。
ますます欠かせない一品です!
栗きんとんの作り方は?さつまいもを使うの?
では、栗きんとんの作り方について紹介していきましょう。
「栗きんとん」と聞くと、あなたはどんなものを思い浮かべますか?
「栗きんとんだから、栗でつくるでしょ?あれ?栗だったっけ?」
とちょっと混乱してきませんか?
和菓子屋さんなどで売られている、いわゆる「栗だけ」を使った栗きんとんを思い浮かべる人もいれば、お正月に食べる栗きんとんを思い浮かべる人もいたりと、「栗きんとん」だけでは、思い描くものが人によって違います。
おせちの一品としての栗きんとんには「さつまいも」を使います。
「栗」と言いながら主役はさつまいも、栗はアクセントと捉えたほうが近い気がしますね。
さつまいもを蒸すか茹でたものをつぶしたり裏ごししたりして作り、仕上げに栗をのせるのがおせちの栗きんとんです。
ここでは、「おせち用の」栗きんとんの作り方を紹介します。
おせちの栗きんとんは簡単レシピで
やや手間はかかりますが、難しい行程はありませんので、順番通りに作業を進めれば美味しい栗きんとんが作れますのでご安心を。
水あめ 大さじ3
金時いも 中1本
砂糖 適量
1.さつまいもの皮をむき、適度な大きさに切ったら、水に浸けてあく抜きをします。
(一晩くらいつけておいた方があくがしっかり抜けます。)
あく抜きをした水は使わずに捨てましょう。
2.蒸し器でさつまいもが十分に柔らかくなるまで蒸します。茹でても出来ますが蒸したほうが芋の甘みをよく感じられると思います。
3.柔らかくなったさつまいもを熱いうちに裏ごししていきます。全体的に滑らかになるように入念に裏ごししましょう。
4.裏ごししたさつまいもを鍋にいれ水あめを加え弱火にかけます。栗の甘露煮の汁をお好みの粘り気が出るまで加え木べらで混ぜ合わせます。最後に砂糖で甘さを
調節しましょう。
5.出来上がった芋餡を器に盛って、上に栗の甘露煮を乗せれば出来上がりです。
まとめて盛るのではなく食べきりサイズにしたかったら、芋餡をやや固めに作って茶巾絞りにし、その上に栗を乗せれば可愛く仕上がります。
(4で甘露煮の汁を控えめにすれば固めに仕上がります)
滑らかな口当たりにするためには結構根気の要る作業です。
もし、フードプロセッサーをお持ちであればそれで一気につぶしてもOK!
より簡単、楽ちんに作れます。
まとめ
いかがでしたか?
手間は少々かかりますが、とっても簡単に作れる栗きんとん。
お正月を前に、夫婦や親子で一緒に作っても楽しいですよ。
是非お試しを!