春から新生活!初めての一人暮らし!
進学や就職を期に実家を出て一人暮らしを始める方、多いのではないでしょうか。
学校の寮に入ったり、就職先が社宅等手配をしてくれる人は心配いりませんが、自分で住まいを探さないといけない場合、それまで一人暮らしの経験が無ければ何から準備を始めたら良いのか、戸惑ってしまいそうですよね。
そこで、初めての一人暮らしにおいて、物件選びで注意したいポイントを順を追ってお話しします。
一人暮らしの物件探し!
ステップ1 どこに住むか
進学や就職が決まったら、学校や職場を基準として住むのに適したエリアを絞って行きます。ここでは、仮に首都圏での就職が決まったとして、考えて見たいと思います。
まずは、通勤に費やせる時間がどれくらいかを考えます。
例えば片道15分以内というのと1時間以内というのとではエリア選定の範囲が大きく変わってきます。
とにかく通勤時間が短いのがいい!という場合は当然職場から近く、場合によっては徒歩圏内で探すことになりますが、オフィス街ではなかなか物件数が少なかったり、あったとしても賃料がかなり高め、あるいは治安の面で不安があったりする可能性も考えられますので
そのあたりも加味しましょう。
住まいに重点を置きたいのであれば、やはり片道1時間以内は考慮の範囲に入れておくのが個人的にはオススメです。
路線図等を見ながら対象となるエリアを絞っていきましょう。
ステップ2 ネットで物件を探してみる
住みたいエリアが見えてきたら、次はネットで実際に物件を探してみます。
「東京都○○区 賃貸」、「○○市 賃貸」の様に入力し検索すれば賃貸情報サイトが沢山出てきますので、自分の見やすいサイトを開いてみます。
通常、賃貸情報サイトに入ると、エリア(何市、何区等)が選択出来るようになっていますので、初めに目星をつけたエリアを選択、希望とする条件を選んで検索をかけます。
・間取りは?
・築何年以内か
・部屋の広さは最低何m²必要か
・2階以上の物件が良いか
・物件の向きはどちらか
・駐車場はあるか(必要な場合)
このあたりの基本的な条件にチェックを入れて検索してみましょう。
条件の範囲内の物件が上がってきますので、そこから更に具体的に見ていきます。
ステップ3 物件の詳細を見ていく
独り暮らしの場合、選ぶ間取りは多くの方が、ワンルームか1Kといったところではないでしょうか。
収入に余裕があれば1DKや1LDKもありですが。
個人的な好みになりますが、ワンルームか1Kの場合、私は1Kを選びます。
なぜなら、玄関エリアと居住エリアの間に一枚扉が欲しいからです。
玄関入ったらダイレクトにすべてがある、というのが個人的には好きではないので。
1Kの場合良くあるのが、玄関入って通路の左右にキッチンとお風呂&トイレがあり、その先の扉を開けたら部屋、という形ではないでしょうか。
ワンルームや1Kだと間取りでこだわる部分というのは限られてきますが、重要視したいところは結構あります。
一人暮らしの物件を決めるポイントは?
お風呂とトイレは別か
出来ればお風呂とトイレは別になっている物件が良いです。
ビジネスホテルの様にたまに数泊するくらいならユニットバスでも構いませんが、毎日の生活となると別です。
掃除も別々になってる方がしやすいですし、何より使いやすいです。
部屋の向き
物件の図面には必ず部屋の向きが記載されていますので、日当たりを気にされる場合は必ずチェックしましょう。
また、角部屋かそうでないかによっても、採光条件が随分を変わってきますのでよく注意して見てみましょう。
駅からの距離
普段の移動手段が車の場合は余り気にすることはありませんが、電車やバスなどの公共交通機関を日常的に利用する場合は駅チカ物件あるいは駅までアクセスしやすい物件が良いでしょう。
ベランダの有無
独り暮らしだと洗濯物も部屋干しするし、ベランダは要らない、という人も居るでしょうし、無かったらないで部屋が窮屈に感じる人も要るでしょう。
自分の思いに合っているか、サイトの写真などでまずは雰囲気をつかみましょう。
このあたりのポイントをまずは注意して見てみると良いでしょう。
しかしながら、実際のところネットに掲載されている間取り図が実際の物に比べかなり簡素化して書かれている場合があったり、同じ建物の別の部屋の間取り図を利用していて、広さは同じでも向きが逆だったりと、実際にその物件に行ってみないとわからない、というのが本当のところですが、ネットで事前に調べて置くことで、自分の住みたいエリアの家賃相場や見ていく中で自分にとって重要視したい部分が明確になってくるので、ネットでの下調べは必須です。
こうしてネットで興味のある物件をある程度絞ったら、次は実際に物件を見に行きます。
ステップ4 不動産屋さんへ行く
ネットで気になる物件を見つけたら、まずはその物件を扱っている不動産屋さんに問い合わせを入れてみましょう。
物件がまだ空いているようでしたら見学のアポを取りましょう。
その際に、物件の大まかな希望を伝え、条件の近い物件を他にも数件準備してもらいます。
仮に、ネットで見つけた物件に「一目惚れ」したとしても、一軒見ただけで決めるのはリスクが高すぎるのでやめましょう。
この様に、狙った物件を取り扱っている不動産屋さんに直接問い合わせる方法もありますが、ネットに掲載されている物件はその不動産屋さんだけが扱っているとは限りませんので、複数気になった場合は、お目当ての物件があるエリアの駅前などにある大手の不動産屋さんに行ってみて、事前に調べた物件について尋ねてみても良いでしょう。
ステップ5 実際に物件を見る
不動産屋さんで物件を絞ったら、いよいよ実際に物件を見に行きます。
間取り図や写真で見たものと、実際のものは結構印象が違ったりします。
間取り図上では「完璧!」と思っていたのに、行ってみてみたら「あれ?!」とガッカリすることや、その反対に期待してなかったのに見たら「いいじゃん!」となることも少なくありません。
それでは、物件を実際に見る際に注意したいポイントです。
一人暮らしの物件を決める際に注意することは?
最寄駅からのアクセス
ネット検索時や不動産屋さんとの打ち合わせで、駅から物件までの距離についてはある程度把握できているかと思いますが、実際に生活をするとなった場合を仮定して、きちんと見ておくのが賢明です。
というのも、駅から徒歩5分で近いと思ってたらとんでもない坂のアップダウンがあったとか、平坦な道で問題なさそうでも道中街灯が殆どなく女性にとっては夜の一人歩きが怖かったりとか、駅から近いし坂もないけど、近隣にスーパーが一つもないとか・・・
物件選びの際には「物件」のみに気持ちが行きがちですが、一度決めたらしばらくは住むことになるであろうその物件の周辺環境、特に自分の日常生活に深く関わる部分に置いては必ず念頭に置いて見ておきたいところです。
不動産屋さんにお願いすれば、駅から物件までの道のりを実際に案内してもらえるので面倒臭がらず見ておきましょう。
物件の外観
部屋がよさそうでも、外観がちょっと・・・というのは余りオススメできません。
管理がきちんと行き届いていない可能性があります。
外観も物件選びの重要なポイントです。
また、共有部分の清掃が行き届いているか、などもチェックするべきです。
実際の間取り・設備
キッチン周り(コンロ、作業台)
独り暮らし用の物件でよくあるのが一口電気コンロの備え付け物件です。
今でこそIHが主流になって来ていて、一人暮らしの物件にもIHが入っているところも増えてきましたが、ちょっと古めの物件だと渦巻蚊取り線香型の電気コンロが一口ポツンと設置してあり、作業スペースなしで小さい流し台のみ、というものも結構あります。
「自炊は一切しない」という方は問題ないでしょうが、日常的に料理をする方の場合、この手のキッチンはストレス以外の何物でもありません。
作業台が無いと本当に料理に困りますが、別で作業台だけ買ったところで置き場がなかったりもして料理がまったく楽しくありません。
望ましいのは最低限の作業スペースがあることと、出来れば二口(ふたくち)ガスコンロが設置できるのが良いかと思います。
冷蔵庫置き場
昔、私がまだ引越し初心者だった頃(笑)、一日で決めた1Kの物件が冷蔵庫置き場がなく困りました。
通路のキッチンスペースに冷蔵庫がおけるスペースが一切無く、仕方ないので、扉の向こうの部屋の中に設置していましたが、料理の時に面倒でしたし、くつろぎスペースに冷蔵庫があるのがどうも落ち着きませんでした。
と言う訳で、キッチンスペースに冷蔵庫がおけるかどうかは結構重要です。
自分の持ち物の量に合った収納があるか
独り暮らし用の物件の場合、収納が本当に小さいところもあり50cm幅程度の収納が一カ所しかない物件に住んでいた時は服も入り切らない、布団もしまえない、で結局部屋がどんどん狭くなる、というとても居心地の悪い思いをしたことがあります。
基本、入居した時が一番物が少なく、住んでいる内にどんどん増えていくものです。
自分の持ち物の量に見合った収納があるかどうか、事前によくチェックしましょう。
洗濯機置き場は室内にあるか
洗濯機置き場が玄関先やベランダになってしまうと、洗濯をするのがいちいち面倒です。
外置きにすると洗濯機も痛みやすいですし、夏は暑い、冬は寒いで洗濯が億劫になるので洗濯機置き場が室内にある物件が望ましいです。
窓からの景色は
窓からの景色も重視したいポイントです。
自分の生活動線からの視線が外から丸見え、というのは避けたいところ。
カーテン開けたら向かいの物件の玄関とこんにちは、だと、ちょっと気まずかったりします。
細かいところを言えばまだまだありますが、まずは上記のポイントだけは
最低限押さえておきたいところです。
まとめ
引越しにはお金も時間も気力も体力も使います。
初めての一人暮らしだからわからなかった、と後から悔やんでみたところでそう簡単にまた引越し、とはいかないのが実状ではないでしょうか。
初めての一人暮らしだから失敗しても良いのではなく、初めての一人暮らしだからこそ、納得いく物件を見つけて安心安全に快適な一人暮らし生活をスタートさせたいものです。
物件探しは大変ですが、決してあきらめずに、自分の納得いくものを探しましょう!