ノロウイルスの消毒はエタノール?!正しい消毒液と消毒方法紹介

norovirus

子どもがいきなり嘔吐!どうやらノロウイルスに感染したらしい・・・

こんな時、いきなりの事で慌ててしまいますよね。

家庭内での感染拡大を出来るだけ抑えるためにも慌てず適切な処理方法を知っておきたいところですね。

ここでは、ノロウイルスの消毒に効果的な消毒液や消毒方法について紹介します。

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ノロウイルスの消毒はエタノール?!本当はこれ

ノロウイルスで子どもが嘔吐した場合、吐物に消毒液を掛けて飛散を防ぐ処置がが必要になりますが、あなたはどのようにしていますか?

よく、消毒と聞くとエタノールが良いと思われる人もいますが、ノロウイルスの消毒にエタノールは効果がありません。
また、アルコール消毒も意味がありません。

ノロウイルスの消毒に効果があるのは「次亜塩素酸ナトリウム」です。

次亜塩素酸ナトリウムと聞くと耳慣れないですが、身近なところではキッチンで使う家庭用塩素系漂白剤がそれに当たります。

ノロウイルスの消毒液、次亜塩素酸ナトリウムの濃度は?

ノロウイルスの消毒に有効な次亜塩素酸ナトリウムですが、家庭でも簡単に消毒液を作ることができます。

家庭用塩素系漂白剤を水で薄めるだけですのでとても簡単です。
ただ、酸性の製品などと一緒に使うと有害な塩素ガスが発生して大変危険ですので取り扱いには十分に注意が必要です。
通常原液が5%ですので、それを基準として作ります。

消毒液の濃度は使う用途によって変える必要があります。

1)嘔吐物に直接かけて消毒する場合、原液10mlに対し水500mlで薄めて、0.1%の消毒液を作ります。

2)ドアノブやトイレ、床などの基本的な消毒の場合
原液2mlに対し水500mlで薄めて、0.02%の消毒液を作ります。

2本のペットボトルにそれぞれの濃度のものを作って濃度を記載しておけば間違えずスムーズに使えます。
ただし、時間がたつと徐々に効果が落ちてしまいますので作り置きはしないで短期間に使い切るようにしましょう。

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ノロウイルスの消毒方法!

ノロウイルスを完全に消し、絶対にうつらないようにする、というのはほぼ不可能なことですが、できる限り感染拡大を防ぐように、適切な処理をすることが大事です。

吐物の処理と基本的な消毒は使う液の濃度が違いますので、それぞれの方法で消毒をします。

吐物の処理

子どもがノロウイルスで突然嘔吐した時は、処理する人は必ず使い捨ての手袋とマスクを着用し、スリッパを履いてその上からさらにビニールをかぶせて足首をゴムで止めてから処理をします。

吐物に0.1%の濃度に作った消毒液をしっかりと掛けて感染拡大を抑えます。
その後、新聞紙などで包んでまとめ、ビニール袋に入れ口をしっかりと防ぎます。
それをさらにもう一枚のビニール袋に入れるとより良いでしょう。

同様に、着用した手袋やマスク、足カバーもビニール袋に入れて捨てます。

基本的な消毒

感染した人が使ったトイレや吐物を処理した後の床、ドアノブやテーブルなどを消毒する際には、0.02%の消毒液を霧吹きで吹きかけ、しばらく置いたのち水ぶきをすると良いでしょう。この水ぶきは忘れずに必ずやってください。
消毒液を吹きかけたまま忘れて放置すると、その部分が変色したり、破損する恐れがありますので、注意しましょう。

金属類は特に放置すると痛んでしまいますので、吹きかけたあとは長時間放置せず、水ぶきも念入りに行いましょう。

まとめ

子どもが突然嘔吐してしまったら慌ててパニック状態に陥りがちですが、冷静に対処することで感染拡大をおさえることに繋がります。

完璧な消毒は不可能でも、できる限りの対処はしたいですよね。
いざという時のために、処理方法はしっかりと覚えておきましょう。

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