家族や恋人など身近な人がノロウイルスに感染したら、まず、看病をするとともに
自分や他の家族にもうつっているんじゃないかと不安になりますよね。
ノロウイルスは感染力がとても強いことでよく知られています。
身近な人が感染してしまったら、どの様に行動すればよいか。
今回は、ノロウイルスの潜伏期間や感染のタイミング、予防法などについて紹介します。
ノロウイルスの潜伏期間は最長どのくらい?
一つ屋根の下で暮らす家族や恋人、友人などがノロウイルスに感染したら、当然、自分自身にもノロウイルスがうつっていると考える人が多いのではないでしょうか。
実際、家族の誰かがノロウイルスに感染すると、その後バタバタと一家全員感染してしまう、というのはよくある話です。
それほど、ノロウイルスの感染力が強いということかうかがえます。
では、ノロウイルスの潜伏期間はどれくらいなのでしょう?
一般的に、ノロウイルスの潜伏期間は1日から2日と言われています。
中には10時間程で発症してしまう人も居るようですが、だいたい感染後48時間後くらいまでが潜伏期間の最長だと考えたら良さそうです。
ノロウイルスは潜伏期間でもうつる?一番危ないのは?
ノロウイルスは潜伏期間でもうつるのでしょうか。
実際のところ、潜伏期間中は感染者も自覚がありませんので、更にそこからうつるかどうかというところまで気にすることは殆どないかとも思いますが、実際、潜伏期間に他の人にうつる可能性はかなり低いようです。
感染力が強くなるのは実際に症状があらわれはじめてからで、ノロウイルスは飛沫・接触感染をしますが感染した人の看病をしたり、同じトイレやタオルを使うことで感染する可能性は大きくなります。
また、ドアノブやテーブル等、何気なく触っている部分にもノロウイルスは付着していますので、そういったところからも感染する可能性があります。
よって、一番危ないのは感染した人の症状が出始めて嘔吐や下痢が始まってからです。吐しゃ物の片付けをしたり、トイレを使用したりでうつってしまうということが多いのです。
また、嘔吐や下痢の症状が治まっても、まだウイルスは排出されています。
感染した人が回復してきたからといって、ノロウイルスが完全に消えたわけではないので注意が必要です。
ノロウイルスを予防するために家族が出来ること
身近な人がノロウイルスに感染し、自分にもウイルスが付着したとしても、皆が皆、発症するとは限りません。
健康状態が良く元気な場合にはノロウイルスをもらっても、症状が出ることなく元気に過ごせることも多いのです。
でも、実際は、子ども等手のかかる家族が感染し、ずっと寄り添って看病していると、体力も気力も使いますので体が疲れてきてうつりやすくなってしまうということが考えられます。
家族全員でノロウイルスかかってしまったらかなり大変です。
同じ屋根の下に住む人が感染してしまったら、出来る限りの予防策を取りましょう。
ノロウイルスの消毒には次亜塩素酸ナトリウムが有効です。
家庭用塩素系漂白剤を水で薄めれば簡単に消毒液が作れますので、トイレやドアノブ、床等に霧吹きで吹きかけ消毒をしていきましょう。
(家庭用塩素系漂白剤2mlに対し500mlの水で薄めれば完成)
10分ほど置いて水拭きをすれば完了です。
最近ではノロウイルス対策用の次亜塩素酸ナトリウムのスプレーも出ています。
ドラッグストアやネットでも簡単に手に入りますので常備しておくことをオススメします。
感染した人の症状が治まってもまだウイルスは持っていることもあるのでしばらくはこの予防消毒は続けましょう。
また、ノロウイルスは一度かかったらもうかからない、というわけではありません。
ワンシーズンに二度かかってしまう人も居るのです。
ですから、元気になった後も、習慣的に手洗いをしっかりし、マスクやうがいをきちんとすることで感染のリスクを下げる努力が必要です。
まとめ
身近な人がノロウイルスに感染してしまったら、本人はもとより周りの人も辛いですよね。
落ち着いて正しく対処できるように、日頃から準備をしておくことと、予防の基本である手洗い・うがい・マスクを忘れないようにしましょう!