風邪の流行る寒い時期、出来ることなら風邪を引かずに過ごしたいものですね。
通勤通学の電車の中やショッピングセンター等、人混みではいつ風の菌をもらってしまうかわかりません。
最近は緑茶が風邪予防に良いという声を良く耳にしますね。
なぜ、緑茶が良いのでしょう?そして、風邪予防に緑茶をどの様に使えばよいのでしょう?
緑茶のパワーと風邪予防についてご紹介します。
緑茶が風邪予防に良いって本当?
風邪の予防には緑茶が良い!と良く耳にしますね。
緑茶には「カテキン」という成分が含まれているのは良く知られていますが、このカテキンには殺菌作用が認められています。
緑茶を飲むとお茶独特の渋みを感じますね。それがカテキンによる渋み成分なのです。
カテキンはインフルエンザウイルスに対する抗ウイルス作用や細菌の殺菌作用が期待できます。
緑茶が風邪予防に効果が期待できる、というのは本当なのです。
では、風邪予防をするために緑茶をどの様に使えば良いのでしょう?
風邪予防にうがいをするなら緑茶がおすすめ
風邪予防をするために緑茶を使うのにまず思いつくのが「うがい」です。
緑茶でうがいをすることにより、のどに着いたウイルスの感染力を失わせるのです。
うがいというとイソジンなどのうがい薬を使ったほうが効果的な気がしますが、緑茶の良いところはその殺菌作用だけでなくいつどこへでも気軽に持ち運んで使える、というところにもあります。
ただ、うがいをするにはそのタイミングも重要になってきます。
というのも、風邪のウイルス、特にインフルエンザウイルス等は、のどに付着して数分で増殖していくと言われています。
そのため、ウイルスをもらってからすぐに緑茶でうがいをしなければ、カテキンの効果が最大限に発揮されなくなってしまうのです。
うがいはそのタイミングも重要だとお話しましたが、緑茶を風邪予防に利用する方法はうがいだけではありません。
緑茶の良いところはうがい薬と違って「そのまま飲める」というところにあります。
のどに風邪菌がついてもうがいをすぐにできなければそのまま菌が増殖していきそうですね。
そんな時、手元に緑茶があれば飲んでしまえば良いのです。
要するに菌を緑茶で流し込むわけです。
風邪菌などは、飲み込んでしまえば胃酸によって死滅すると言われています。
だから、うがいが出来なければ緑茶を飲むことによってウイルスを流し、また飲んだ時に緑茶がのどに残って保護の役割を果たしてくれるので一石二鳥なのです。
緑茶は市販のペットボトルのものよりは、自分で煎れたお茶の方がカテキン効果が期待出来そうです。
朝、緑茶を煎れてそれを水筒などに入れて持ち歩くといいですね。
また、粉末タイプの緑茶でも問題ないので、自宅でも外出先でもお湯で溶いてうがいをしたりそのまま飲んだりして使えばOKです!
ただ、作ってから長時間経ったものは使わないようにしましょう。
緑茶は意外と日持ちがしません。そして、酸化が進むとカテキンの効果が薄れてしまいますので、作ったらその日のうちに使い切るようにしましょう。
人ぞれぞれ体調や体質によって期待できる効果も違ってきますので、風邪予防法のひとつ、といしてご参考にして頂きますようお願いいたします。
風邪を引いてからでも緑茶は効果的?
前項までで風邪予防に緑茶が良いのだな、というのはわかっていただけたかなと思いますが、では、風邪をひいてしまった後でも緑茶は効果的なのでしょうか?
実は、風邪を「予防する」という意味では大活躍の緑茶も風邪を引いてしまってからは余りおすすめできません。
特に、「飲む」ということを考えると緑茶ではなく他の飲み物の方が適しているでしょう。
というのも、緑茶には利尿作用があります。
風邪を引いてしまったら治療には水分補給が重要とされています。
でも、緑茶には利尿作用があるので、水分補給には向かないのです。
そして利尿作用と同時に脱水効果があるため飲みすぎるとかえって体は乾燥してしまいます。
緑茶はあくまで「風邪予防」に効果が期待できるもの、と覚えておきましょう!
まとめ
いかがでしたか?
緑茶は日本人にとって身近なものですから、日常生活において気軽に取り入れられる風邪の予防法かと思います。
緑茶パワーで元気に冬を乗り切りましょう!