毎年冬になると猛威を振るうインフルエンザウイルス。
出来ることならもらいたくありません。
インフルエンザの予防にうがいや手洗いをしよう!とよく言われますが、うがいって本当に予防効果があるのでしょうか?
今回はインフルエンザの予防に対するうがいの効果についてお話します。
インフルエンザの予防にうがいは本当にいい?
昔からインフルエンザなどのウイルス感染予防には「うがい・手洗い」をしっかりとすることを言われてきました。
確かに手洗いについては手に付着した汚れや菌を洗い流すという意味で必要性を感じます。
しかし、うがいについてはどうでしょう?
既に口の中に入ってしまったウイルスはうがいで本当に取り除けるのでしょうか?
インフルエンザにうがいは効果なし?
最近では、インフルエンザなどのウイルス感染予防に対するうがいの効果は根拠がない、とも言われています。
うがいをすること自体に意味がないわけでは無いのですが、口の中に入ってしまったインフルエンザ菌は数分もしたら体に吸収されてしまうと言われ、要するにうがいをするころには時すでに遅し、となってしまう訳です。
実際、イソジンなどのうがい薬でうがいをすると、殺菌作用は確かに見られます。
ただ、現実的にウイルスが体に吸収される前にうがいをするのが難しい、ということになってしまうのです。
そうなると、結局のところ「うがいに効果が期待できない」となってしまうのです。
インフルエンザの予防には緑茶がいいって本当?!
テレビなどで「緑茶でうがいをすると良いよ!」というのを目にしたことはありませんか?
実際、緑茶に含まれるカテキンには高い殺菌作用が認められています。
このカテキンの殺菌作用はインフルエンザウイルスのみならず様々な菌に対して効果が期待されます。
そのため、インフルエンザの予防に緑茶でうがいをするとよい、という事が言われているのです。
しかし、前項でお話ししたようにインフルエンザのウイルスは付着したら数分で体内に吸収されてしまう、ということなのです。
そこでおすすめしたいのが、うがいをするのではなく「緑茶を飲む」ということです。
うがい薬を持ち歩いていても、何時でもうがいが出来る状況にあるとは限りませんが、緑茶を持ち歩いていれば大体の場合その場で飲むことができますよね。
うがいが出来ない時は緑茶でのどに付いたインフルエンザウイルスを流し込めば良いのです。
ウイルスは飲み込んでしまえば胃酸で死滅しますし、緑茶を飲んでのどをカテキンで潤すことにより、予防効果も期待が出来るのです。
「なんだかウイルスもらっちゃったかも」と思ったらすぐに緑茶を飲んでみてはいかがでしょう?
いくら緑茶を飲んだりうがいをしてみても、基本的に体力が落ちていたり元々の体質などによってかかってしまうこともあります。
ですので、数あるインフルエンザ予防の方法のひとつとして捉えていただくようお願いいたします。
まとめ
日常生活の中でインフルエンザウイルスをもらってしまう機会は沢山あります。
元気に冬を越すために、緑茶でインフルエンザ予防、是非試してみてください!