毎年秋から冬にかけて全国的に流行するノロウイルス。
感染力が強いこともあり、出来ることなら予防したいですよね。
今回は、ノロウイルスについて、その感染ルートや効果的な予防法、そしてオススメの予防グッズなど、ノロウイルスの予防対策について紹介します。
ノロウイルスの感染経路は?原因はここだった!
ノロウイルスは毎年11月から2月の間で主に流行します。
感染力がとても強いため、まずはウイルスに触れないようにするのが一番です。
ノロウイルスと言えば、カキからの感染で良く知られていますが、実はカキが一番の感染経路ではないのです。
ノロウイルスの主な感染経路は「トイレ」です。
菌をもった人がトイレを使用したら、便座やペーパーホルダーなど、あらゆる所に菌が付着しトイレは菌の宝庫となります。
そのトイレを使用したら、当然ですが菌が付着してしまいます。
特に、感染しているのに症状が出ない人は、自分が感染していることに気付いていないので、知らず知らずの内にノロウイルスをまき散らしてしまっている可能性があります。
このように、トイレで人の手や体に付着したノロウイルスは、その人が他の人や物に触れることでどんどん広がっていくのです。
ノロウイルスを予防する対策で効果的なのは?
では、どの様にしたらノロウイルスの感染を予防できるのでしょうか。
主な感染元、トイレでは
まずは、感染元として多いトイレでの予防にからお伝えします。
ノロウイルスの菌を持った人が使用した後のトイレを使用することであなたの指にノロウイルスが付着してしまいます。
ですので、トイレを使用した後は、しっかりと手洗いをすることが重要です。
石鹸ではノロウイルスを殺菌することは出来ませんが、石鹸を使い入念に手洗いをし水でしっかりと洗うことにより、流し落とすことは出来ます。
洗い流した後は、ペーパータオルでしっかりと指先までふき取りましょう。
日常的にするべき対策は
ノロウイルスは日常生活のあらゆるところに付着しています。
特に、ドアノブや電車のつり革等、直接手がふれる部分からは感染する可能性が更に高くなります。
そういったことからも、外出をした際にはしっかりと手洗いをすることが重要になります。
また、ノロウイルスが付着した手で食事をしたり何気なく顔を触ったりすることで、
ウイルスを体内に取り込んでしまいますので、外出時にマスクを着用することで予防に繋がります。そして、帰宅したら手洗いと同時にうがいもしっかりとしましょう。
また、一度使ったマスクは使い廻しをせず、すぐに捨てましょう。
とても基本的な事ですが、これが案外ちゃんと出来てなかったりします。
特に手洗いは、なんとなく石鹸を手に付けて水で流せば洗ったような気になってしまいがちですが、指の股や爪の間等は軽く洗っただけでは汚れやウイルスの除去がしきれませんので、しっかりと洗うようにしましょう。
生ものは出来るだけ食べない
ノロウイルスの原因とされる生カキのみならず、生ものは出来るだけ避けたほうが
感染のリスクを下げられるでしょう。
調理の際は、中心温度90度以上で90秒以上の加熱調理をすれば、ノロウイルスを撃退できるので、しっかりと加熱調理をされることをおすすめします。
また、調理したものは出来るだけ早く食べるようにしましょう。
ノロウイルス予防のためのグッズ
ノロウイルス予防について基本的な対策を紹介しましたが、最近ではノロウイルス対策に効果が期待できるグッズ等もあります。
よく、ノロウイルス対策にアルコール除菌をしたりエタノールを振りかけたりする、というのを聞きますが、アルコールやエタノールではノロウイルスは除菌できません。
ノロウイルスに有効なのは次亜塩素酸ナトリウムです。
一般的に効き慣れないかもしれませんが、台所で使用する塩素系漂白剤がこれに当たります。
家庭用塩素系漂白剤を水で薄めて消毒液を作ることもできますが、濃さが分からなかったり面倒だったりします。
最近では、吹きかけるだけの次亜塩素酸ナトリウムの消毒スプレーも出ていてドラッグストアやネットで簡単に購入することができます。
家庭でも勿論使えますし、小さいお子さんが居る場合、外出の際にも持っておくと公衆トイレなど使用する前にシュッと吹きかけて使えるので大変便利ですよ。
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価格:1,280円 |
また、予防に使うマスクですが、こちらもただ使い捨てマスクを着用するだけでなく、使用前に菌を付着しにくくなるスプレーを吹きかけておくことで、更に高い予防効果が期待できそうです。
まとめ
目に見えないノロウイルスを完全に完璧に予防するというのは正直不可能です。
でも、しっかりとした予防対策をすることにより「感染しにくくする」ことはできます。
ノロウイルスに怯えずに元気に過ごせるよう予防に努めていきましょう!