潮干狩りで沢山のアサリを採ったら、自宅まで元気なまま持ち帰りたいですね。
潮干狩りは採るのが楽しいですが、最終目的は「おいしく食べる」こと。
美味しいアサリ料理をたっぷりと満喫するためにも、「採る」ための準備だけでなく「持ち帰る」ための準備もしっかりと!
それでは、潮干狩りでとったアサリの持ち帰り方について見ていきましょう。
潮干狩りのアサリの持ち帰り方!
潮干狩りに行くなら、アサリの採り方だけでなく「どうやってアサリを持ち帰るか」を事前に考えておかなければなりません。
折角頑張って沢山のアサリをとっても、持ち帰り方が悪いと自宅に着くころにはアサリが弱ってしまったり、死んでしまったりということにもなりかねません。
潮干狩りの醍醐味は、自分で採った新鮮なアサリを美味しくいただくことですよね。
当然のことながら、アサリは生き物です。
自宅に戻るまで元気な状態が保てるように前もって準備しておきましょう。
潮干狩りは多くの方が車で行くと思いますので、車で行くことを前提としてお話しますね。
(もし、電車やバスなどで行かれる場合には、今回ご紹介する方法はちょっと難しいかと思います。)
まず、事前に準備しておくものですが、クーラーボックスは必須です。
アサリは高温になると弱って死んでしまうので、クーラーボックスの中を低温に保つ必要があります。
なので、保冷剤もしっかりと準備しておきます。
保冷剤については、いわゆる「保冷剤」でなくとも、ペットボトルに水を入れて凍らせた物やコンビニで調達した袋の氷でも構いません。
自宅に戻るまで「適度な低温」が保てる程度には準備しておきましょう。
1.アサリを洗う
採ったアサリは持ち帰る前に必ず洗いましょう。
真水で洗ってOKです。
貝には砂だけでなく結構汚れが付着しているので貝が割れない程度にゴシゴシと貝をこすらせて洗いましょう。
潮干狩りの時に使った網のままで洗えば、アサリが散らばらなくて簡単です。
2.新聞紙を海水で濡らしアサリを包む
アサリを洗ったら、海水で濡らした新聞紙でやさしく包みます
3.クーラーボックスにアサリと保冷剤を入れる
クーラーボックスに保冷剤を入れ、新聞紙で包んだアサリを入れます。
保冷材の場合はそこに敷き詰めるような感じで良いかと思います。
ペットボトル水を入れて凍らせたものの場合は、コーナーに立てるか寝かせる形で置いて、新聞紙で包んだアサリを入れます。
キンキンに冷やす必要はありませんが、温度が高くなるとアサリが弱ってしまうので、10度位には保てると良いですね。
春先はその日の天候によって、気温差が結構出ますよね。
お天気が良ければ車中は結構な高温になりますので、保冷剤を多めに準備する等、その日の天気や気温に合わせて準備してくださいね。
4.ポリタンク(ペットボトル)に海水を入れて持ち帰る
アサリをクーラーボックスに入れて持ち帰る準備が出来たら、空のポリタンク(ペットボトル)に海水を入れて持ち帰りましょう。
自宅に帰ってから砂抜きをするのに使えます。
ただ、そこまでは荷物も増えて大変と言う場合には、自宅で塩水を作って砂抜きすることも可能なので、ないならなくてもOKです。
(一般的にアサリが生息していた場所の海水で砂抜きしたほうが、アサリが良く砂を吐いてくれると言われていますが、そこまで大きな違いは・・・と言うところです)
アサリの砂抜きの方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。
▶️あさりの砂抜きがしっかりできるやり方と殻の洗い方
あさりの持ち帰り時間はどのくらいまで大丈夫?
潮干狩りが出来る浜辺が自宅から近ければ良いですが、なかなかそう都合がよくなかったりしますね。
家族で潮干狩りを楽しむために、車で数時間かけて行く人もたくさんいます。
そうなると気になるのが「家に帰るまでアサリは大丈夫なのか?!」ということ。
しかも、水につけていない状態で何時間も、となると「死んじゃわない?!」と心配になりますね。
でも大丈夫!
実は、アサリって海水から出した状態でも数日間は生きられるんですよ。
貝と貝をグーッと閉じて、耐えるんです。
だから、家に帰るまで数時間かかっても、それでアサリがダメになるってことではないんです。
ただし。
温度には注意が必要です。
持ち帰りの際に車内の温度が上がり、アサリが温かくなってしまうと弱ってしまったり死んでしまったりということになります。
ちょっと冷たいなーというくらいがアサリにはちょうど良いですよ。
潮干狩りのアサリは海水に入れなくていいの?
「潮干狩りでアサリを採ったらクーラーボックスにアサリと海水を入れて持ち帰りましょう」というのを良く目にしますね。
でも、今回ご紹介したアサリの持ち帰り方法は違いました。
これには理由があります。
クーラーボックスに海水とアサリを入れて持ち帰る理由としては、帰りの車中で砂抜きをしてしまいたい、というところではないでしょうか。
それと、水がないとアサリが死んでしまうんでは?という心配もありますね。
でも、先ほどお話ししたようにアサリは水から出した状態でも数日生きていられます。
そして、砂抜きですが、家に帰るまでの時間でしっかりと砂抜きが出来る、とは限りません。
結局のところ、家に帰ってから一晩くらいは砂抜きしたほうが確実かな、と。
さらに、持ち帰るアサリの量にもよりますが、あまり多いと海水を入れることで下の方のアサリはかえって苦しくなってしまいます。
砂抜きはアサリが出来るだけ重ならないようにして、貝が水から少しのぞくくらいが良いので、クーラーボックスにドバっと大量にアサリを入れて海水を注ぐのは効率的とはいえません。
それに、車中でアサリが海水に浸かった状態だと車の揺れで貝同士がぶつかって割れてしまったり傷ついてしまって、アサリが弱ってしまうということも考えられます。
そんな訳で、海水に入れない方法をご紹介したのです。
まとめ
潮干狩りで採ったアサリの持ち帰り方法についてご紹介しました。
頑張って採ったアサリを出来るだけ元気な状態で持ち帰るには、「温度」が重要です。
上手に持ち帰って美味しいアサリ料理を満喫してくださいね♪