古くから伝わる節分行事の一つ、柊鰯(ひいらぎいわし)。
その飾り方について、初めてだとどこにどのように飾るのか迷ってしまいますね。
今回は節分のいわし「柊鰯」について、その飾り方やいつまで飾るのか、そして、終わったらいつどのように片付けるのかなどまとめました。
節分のいわしの飾り方は?
節分と言えば「豆まき」や「恵方巻き」ですが、もう一つ忘れてはならないのが節分いわし「柊鰯(ひいらぎいわし)」です。
柊の枝を焼いた鰯の頭に刺して作る節分の飾りですね。
今や節分のメジャーイベントとなった「恵方巻き」に比べ、認知度はやや低いかとは思いますが、柊鰯も大切な節分行事のひとつ。
そんな、節分いわしですが、いざ飾るとなると、どこにどのように飾れば良いか迷ってしまいそうですね。
作ってみたものの・・・どこに飾るの?!と。
節分いわしは、主に玄関先に飾ります。
こんな風に玄関の扉のやや高めの位置に貼る・括り付けるなどして飾ったりしますね。
ただ、必ずしも玄関の扉に飾らないといけないという訳でなく、
こんな風に足元に置いたり、
土に刺して立てたり、
他にも、表札の横に貼り付ける・門柱に縛り付ける・玄関ドア横の外壁に貼る等々、皆さん色々な飾り方をされています。
そもそも節分に柊鰯を飾る意味として、
「魔除け」
と捉えられています。
鬼の嫌いな柊のトゲと鰯の臭いで鬼を寄せ付けない、とされています。
なので、家の入口である玄関先に皆さん飾られるんです。
節分のいわしはいつまで飾る?
節分いわしですが、いつまで飾っておくのでしょう?
そもそも節分は春夏秋冬の各季節の終わりの日のことを指します。
なので、節分は本来年に4回あるのですが、江戸時代以降は主に立春(2月4日頃)の前日である冬の終わりの節分のことを指して言いますね。
節分の日に、鰯を食べて残った頭に柊の枝を刺して柊鰯を作って飾る家庭が多いと思いますが、翌日には立春となりますので取り下げるようにしましょう。
ですので、鰯を食べて柊鰯を飾る日が節分の日よりも早ければ長めに飾ることもできますが、節分の日に飾った場合は翌日には取り下げることになります。
まあ、あまり長く飾っていても猫や鳥などにつっつかれるかもしれないので、早目に取り下げるのが良いですね。
節分のいわしはどのように片付ける?
節分が終わり、取り下げた節分いわしは片付けないといけませんね。
魔除けとして飾った節分いわしは、神社でお焚き上げとするのが理想的です。
ただ、そのように出来ない場合も多いですよね。
その場合は、取り下げた節分いわしに塩をまぶして、半紙などの紙に包んでゴミ処理としても構いません。
取り下げてそのままゴミ袋へイン!ではなく、きちんと感謝の気持ちを込めて片付けましょうね。
まとめ
節分のいわし「柊鰯」について、飾り方や片付け方などご紹介しました。
いわしは匂いも強いので塩焼きだとなかなか食べられない、と敬遠されることもありますが、折角の古くからの習わしですから恵方巻きと合わせていただき、飾りたいものですね。