秋から冬にかけてはさつまいものシーズン!
ほくほくのさつまいもをたっぷりと楽しみたいですね^^
でも、さつまいもって、皮とか芽とか食べても大丈夫なのかな?
切ったら黒くなったりするけどどうすれば良いのかな?
などなど、さつまいもを食べる前の「これってどうなんだろう?」についてまとめました。
さつまいもの皮に毒はない?
さつまいものシーズンになると、子供が芋掘りで持って帰って来たり、沢山譲っていただいたりと、さつまいもを食べる機会が多くなりますね。
スイーツにもおかずにも変身するさつまいもは、色んな料理に使えますね。
もっともシンプルなところだと、「焼き芋」や「ふかし芋」ですが、食べる時に疑問になるのが「皮」。
あなたは「皮」も一緒に食べますか?それとも剥いて捨ててしまいますか?
さつまいものの「皮」は食べても大丈夫なのかな?芽のところに毒とかないかな?
と、心配されていますか?
芋の「皮」とか「芽」とかっていうとどうしてもじゃがいもと関連して食べると毒みたいな感じに取ってしまいますが。さつまいもの皮や芽のところには毒性はないので、食べて問題なしです。
ナス科のじゃがいもは芽や緑化した皮のところに「ソラニン」という毒性があるので、調理の際には必ず取り除くものですが、さつまいもはじゃがいもと違って、ヒルガオ科の野菜なので似ている様で全然ちがう野菜なのです。
また、「ヒゲ根」についても食べてよいのか迷いそうですが、ヒゲ根も毒性は無いので食べて良しです。
スーパーなどでさつまいもを選ぶときは出来るだけヒゲ根が無いものがよいですが、付いていても問題なく食べられますよ。
さつまいもを皮ごと食べるメリットは?
さつまいもの皮や芽は食べても大丈夫ということが分かりましたが、では、実際焼き芋やふかし芋を食べる時、皮ごと食べるのと剥いて食べるのはどちらが良いのでしょう。
これは、「皮ごと食べる」のがおすすめです。
さつまいもの栄養成分としては、
・ビタミンC
・ビタミンE
・カリウム
・カルシウム
・マグネシウム
・銅
と、栄養豊富ですが、皮も一緒に食べることでより効率よく栄養を摂ることができます。
というのも、実は皮のほうが栄養豊富なんです!
カルシウムなんて、実よりも皮の方が5倍多いって言うんですから、食べない訳にいきませんね。
また、あの紫色の色素にはアントシアニンが含まれているのですが、これはポリフェノールの一種で、
また、実と皮の間にも栄養が豊富に含まれているので、皮を剥くよりも、一緒に食べたほうが良いのです。
さつまいもの下処理はどうするの?
では、さつまいもを調理するときの下処理はどのようにしたら良いか見て行きましょう。
さつまいもを洗う
まず、お芋掘りとかで土がバッチリついたものの場合は、しっかりと土を落とす必要がありますね。
でもだからと言っていきなりたわしで目一杯ゴシゴシしたら、大事な皮まで取れてしまいます。
皮、薄いですから。
なので、土が付いている場合は暫く水に浸けて置いて土をある程度浮かせてから洗うと土が取り除きやすいですよ。
お芋掘りで採ってきたさつまいもってすぐに食べたいですが、より美味しく食べるには新聞紙にくるんで冷暗所に数日間置いておいた方が良いですよ。
採れたては甘みが少なく、数日間寝かせることで甘みが増していきます。
特に、芽やヒゲ根の穴に詰まった汚れは落ちにくいので、丁寧に洗います。
たわしを使いますが、先ほど言ったように皮が薄いので、あまり力を入れ過ぎ無いように気をつけましょうね。
スーパーで買ってきた土を落とした状態のさつまいもも、汚れが残っていることもあるので、念のため同じようにたわしで洗いましょう。
さつまいもを切ってあく抜きをする
さつまいもをキレイに洗ったら、カットしていきます。
蒸したり焼いたりでそのまま使う場合には端っこだけを切り落とし、革の黒くなったところがあれば除いて水に暫くつけてアク抜きをします。
もっと細かくカットする場合も、同じように切ったらすぐに水につけましょう。
そして、前項まででさつまいもは皮ごとが良いよ、と言いましたが、どうしても皮を除いた状態で調理したい場合は、皮を厚めに向きましょう。
というのも、アクは皮の下のところにあるので変色しやすいため、厚めに切ったほうがキレイに仕上がります。
こちらも切ったらすぐに水に浸けます。
▶️さつまいもの美味しい蒸し方は?しっとり甘く蒸す方法で旨さにハマる!
まとめ
さつまいもの皮や芽の毒性や栄養、そして調理の際の下処理についてご紹介しました。
さつまいもの良いところを知って、正しく下処理すれば、同じさつまいもでも更に美味しく仕上がります。
ほっくほくの美味しいさつまいもをたくさん召し上がってくださいね!