お子さんの小学校入学が近付いてくると、成長を喜ぶ気持ちと共に入学までにどんなことが出来るようになっておかなきゃならないのか、心配になったりもしますね。
入学説明会などに行くと先生から入学までにしておきたいことについてある程度の「目安」は言われます。
ただ、その通りにできていれば入学後に全く問題ないか、と言えばそうとも限らず、また、準備が遅れているからと言って焦り過ぎるのもよくありません。
今回は、お子さんの小学校入学を前に、親子で取り組んでおきたいことについてご紹介します。
小学校入学までにできるようにしておきたいことは?
小学校の入学が近くなってくると、学校説明会で先生から入学までにやっておいて欲しいことを言われますね。
多くの親御さんは、まず「勉強のこと」を心配されますね。
「ひらがなの読み書き」や「数字」など、どのくらい出来れば良いのか、と言うのをまず気にされます。
実際私自身もそうでしたし。
勿論、勉強面で準備しておきたいこともありますが、それと同時に生活面でも準備しておきたいこともあります。
ここでは、我が家の経験を元に、小学校入学までに出来るようにしておきたいことをご紹介します。
これは、必ずしも全て小学校(公立)から求められる準備ではないですので、あまり深刻に受け取らないでくださいね。
ただ、我が家の経験上、これが入学前に出来ていたら入学後に本人が大変な思いをしなくて済んだだろうに、と強く感じたのであえてまとめています。
全部は無理だとしても、このうちのいくつかでも出来るようになっておけば、入学後に受けるストレスが軽減されます。
生活面についての出来ると良いことは「当たり前のこと」と思われるかもしれませんが案外できてなかったりするものです。
起床・就寝の時間については、やっぱり毎日決まった時間に登校しなければなりませんので、規則正しい生活習慣は身につけておくべきです。
また、身の回りの準備を自分で出来るようにしておくことはとても大切です。
朝の身支度、脱いだパジャマをたたんで片づける、洗顔をする、ハンカチ・ティッシュをポケットに入れる・・・等々、こういった身支度がしっかりできるようにしておくと、学校での授業の準備や片付け、帰り支度や翌日の持ち物などがしっかりと整えられるようになります。
給食に備えて時間を意識した食事を
小学校に入って何気に苦労するのが給食。
小学校の給食の時間って結構短いんです。
入学説明会で「給食時間は20分です」と言われびっくり。
給食の量から見ると、小学1年生が20分で食べるのは結構大変です。
初めの内は長めに時間を取ってくれるのですが、徐々に20分で終わらせるようになるので、食事中に他のことに気が散ったりおしゃべりに夢中になってしまったりしては到底時間内には食べられません。
入学前から少しずつ、「食べることに集中」できるように、家庭での食事の時も少しずつ意識しておかれると良いですよ。
小学校入学前にするべき勉強は?
さて、ここからは親御さんが特に気にされている勉強について。
入学説明会では、入学までにできるようにしておきたいことについて、
勉強に関していえば、これくらいのことしか言われません。
入学して教室に入ると、机やロッカーなどいたるところに自分の名前が書かれているため、自分の名前は読み書きできるようにしておきましょう、ということです。
でも、現実的にそれで大丈夫かというと、あまり大丈夫ではありません。
ウチの子は、小学校入学前にあまりしっかりと勉強ができていませんでした。
ひらがなは全部読めましたが、書くのが苦手で、カタカナはさっぱり。
そして、数字に関しては本当に10を超えると訳が分からない・・・という状態で入学。
とーっても苦労しました。
なので、ある程度は入学前にできるようになっておくことを「強く」おすすめするのです。
小学校入学までに読み書きはどのくらい出来たら良い?
読み書きに関しては、ひらがなはもちろんのこと、カタカナも少しやっておいた方が夏休み前後に大変な思いをしなくて済みます。
初めの内はひらがなを少しずつ学習していくのですが、夏休み前あたりからカタカナを一気に学び、夏休み明けには漢字が始まります。
なので入学してからひらがなをえっちらおっちら覚えていては間に合わないのです。
そして、あらかじめ読み書きができないと困るのが、テスト。
国語のみならず、算数にしても、ひらがなの読み書きがスムーズにできないと、テストの問題がしっかりと読んで理解が出来ず、結果とんでもない点数を持ち帰ることになってしまうかも、です。(我が家の経験談^^;)
小学校入学までに算数はどれくらい出来たら良い?
算数については、入学前にこれが出来なければ!ということを入学説明会では特に言われてませんでしたが、現実的には100までは数えられるようにしておくこと、一桁の足し算・引き算はできるようにしておくととっても楽です。
まず、入学したら、自分が「1年○組○○番」であることを把握できなければなりません。
数字がさっぱり分からないと、組まではまだしも、出席番号が何番か分からない、ということにもなり得ます。
また、足し算・引き算についても、簡単なものはできるようにしておいたほうが良いですね。
こちらも、初めの内は5までの数字の簡単なものですが、算数も夏休みを境に繰り上げや繰り下がりのある足し算・引き算が出来なければならなくなりますし、文章から計算式を作ったりもしますので、数の概念をしっかりとさせておいた方が断然楽です。
ウチの子は国語以上に算数が壊滅的に苦手で、今でも苦労しています。
数字を把握させるために、手作りで数を学べるものを作ってみたり、数字カードを使ったり、おはじきを使ってみたり・・・とあれこれ試しました。
なかなか、数字の把握が難しかったですが、一番わかりやすくて良かったのが「100玉そろばん」です。
100玉そろばんもいろんなメーカーのものがありますが、おすすめは学研のものです。
作りがしっかりとしていて、色分けもあり、数字も書いてあるので算数が苦手な子にも使いやすいです。
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時計もある程度は・・・
また、可能であれば、時計もある程度は読めるようにしておくと良いですね。
長い針と短い針の役割、「○時」「○時半」くらいは読めるようにしておくと、入学後の時間割への意識が早くできるようになると思います。
まとめ
小学校入学までにできるようになっていると良いことについてお話ししました。
親が共働き、特に、お母さんが仕事をしていたりすると、子どもの勉強をじっくりと見てあげられる時間というのはなかなか取れないと思います。
でも、毎日ほんの少しずつでもやっておけば、入学してから親子で宿題を前にウンウン言わなくて済みます。
まずは、楽しんで学習できるように、くれぐれも焦ってきつい言葉をかけたり、叱ったりはしないでくださいね。
子供は叱られるより、褒められた方が結果的に伸びるのが早いですよ。
親としては、我慢と忍耐ですけどね^^
春からの小学校生活がお子さんにとって楽しい♪ものになるように準備を進めていきましょうね!