腎機能を改善する食事とは?腎機能低下を防ぐ食べ物紹介

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健康診断などで腎機能の低下を指摘されたら、すぐに始めたいのが食事の改善です。

腎機能を改善させたり悪化を防ぐために、どのような食事を取るのがよいのでしょうか。

今回は、腎機能を改善させるための食事についてまとめました。

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腎機能を改善する食事とは?

腎機能は一度低下してしまうと、元に戻らないと言われています。

ですので、腎機能の低下が指摘されたら放っておかずにすぐに対策をとる必要があります。

腎機能の低下は初期の段階では自覚症状が殆どないためほったらかしにしたり、治療を始めても途中でやめてしまったりする人が多いようですね。

知らず知らずの内に機能低下が進んでしまうと、腎不全やその他の重篤な疾患を引き起こすリスクが高くなってしまいます。

食習慣が原因の慢性腎臓病は初期の段階で食事を改善することで、数値の改善も期待できるとも言われています。

まずは、これ以上の進行を防ぐために、すぐに始められる食習慣の改善からとりかかりましょう。

腎機能低下を防ぐためには、まず以下のポイントに注意する必要があります。

☆腎機能低下を防ぐための食習慣

・摂取エネルギーをオーバーしない

・塩分を控えめにする

・タンパク質を減らす

まずは食べ過ぎを防ぐことですね。

食事はいつも腹八分目を心がけましょう。

摂取エネルギーは標準体重1kg当たり25~35kcalが良いとされています。

活動量や運動量によって必要なエネルギーが違ってくるので、あなたの一日の活動量を考慮して必要な摂取エネルギーを割り出しましょう。

もしも、あなたが今肥満傾向であったり体重オーバーを自覚しているなら、標準体重を目指して食事制限をされるのが腎機能の安定につながります。

標準体重(BMI22)の計算

・身長(m) x 身長(m) x 22(BMI) = 目標体重(kg)

※例:身長160cmの場合
・1.6 x 1.6 x 22 = 56.32kg

ただ、この目標体重は上下10%の余裕を持たせて良いですよ。

摂取エネルギーを把握して気をつけられるようになったら、次に塩分の量にも注意します。

塩分の取り過ぎは高血圧を招き腎機能の低下につながります。

初期の段階では、塩分を取り過ぎないように、と言うところに注意すれば良いですが、腎機能の低下が進んでいる様ならば、一日の塩分摂取を6g未満に抑えるのが望ましいですね。

また、たんぱく質にも注意が必要です。

たんぱく質は体に必要な栄養ですが、撮り過ぎると腎機能の低下につながります。

腎機能低下が進むとたんぱく質の摂取制限が必要になってしまいますので、早目の段階でお肉などの量を2/3に減らすなどして対策をしましょう。

和食中心のメニューで

食事は和食メニューを取り入れることで自然と摂取エネルギーを減らしやすくすることができます。

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主食・主菜・副菜・汁物を組み合わせて色んな種類の食品をバランス良く取るようにしましょう。

主食はパンよりはごはんがおすすめで、食物繊維を積極的に摂りたい場合は玄米にしても良いですよ。

また、主菜は肉よりは魚が断然おすすめです。

ただし、和食は塩分を多く使う傾向にありますので、漬物などは控え、味噌汁も一日一回にしておきましょう。

腎機能低下を防ぐ食べ物は?

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腎機能の低下を防ぐために食事の改善が必要であることがわかりましたね。

では、腎機能低下防止に良い食べ物はどんなものがあるでしょう。

バラ肉よりもも肉

肉は重要なたんぱく源ですが、脂質の多い肉の取り過ぎは腎臓に良くありません。

肉を食べる時には部位に気をつけて選ぶと脂質の量が抑えられて良いですよ。

牛肉も豚肉もバラ肉には脂質が多く含まれていますし、カロリーも高いです。

バラ肉をもも肉やロース、ヒレなどに替えることで脂質の量を減らすことが出来るのでおすすめです。

食物繊維の多い食品を摂る

食物繊維には脂質の吸収を抑えたり有害物質を吸着して排出する働きや、血糖値の上昇を緩やかにしてくれる効果があります。

モロヘイヤやゴボウといった野菜には特に沢山の食物繊維が含まれていますので積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

生の状態だと野菜をたくさん摂るのが難しい場合は、温野菜にしたりスープに入れたりすれば摂りやすくなりますね。

☆食物繊維の多い食品例

モロヘイヤ・ゴボウ・アボカド・しめじ・里芋・こんにゃく・ひじき・ワカメ・大豆・キウイ 等々

大豆製品を摂る

大豆製品はエネルギーや脂質は控えつつも、良質のたんぱく質が摂取できます。

また、大豆製品にはコレステロールを下げる働きのある成分の不飽和脂肪酸・サポニン・レシチンなどが含まれているので、動脈硬化の予防にも適しています。

大豆はそのままでもおいしいですが、豆腐や納豆・きな粉・豆乳・湯葉・おからなど大豆製品はバリエーションが豊富なので日々の食事にも取り入れやすいのが良いですね。

まとめ

腎機能の低下が指摘された場合の改善したい食事や、摂りたい食べ物についてご紹介しました。

自覚症状がなくとも腎機能の低下が認められた場合にはすぐに食事を見直す必要があります。

今日からすぐに食事を見なおし、腎機能を守って行きましょう!

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