寒くなってくると、みかんの季節到来ですね。
みかんにはビタミンCが多いから健康にいいよ、とかって言われますが、みかんの良いところはビタミンCだけではありません。
また、みかんは食べ方によって栄養の吸収が良くも悪くもなるんです。
今回は、みかんの栄養について、ビタミンやその他の栄養を効果的に摂るための食べ方や、みかんの白い筋の正体についてもまとめました。
みかんの栄養はビタミンCだけじゃない!
みかんって美味しいですよね。
スーパーに良く色づいたみかんが箱で並び始めると「今年もみかんの季節になったなぁ」と迷わず箱買いする私。
子供の頃からおやつやデザートとして、沢山食べてきました。
そんな日本の食卓に身近なフルーツ「みかん」ですが、正式には「温州みかん」といいます。
温州みかんは日本独自の品種で、中国から渡来した柑橘類から偶然生まれたと言われています。
みかんはよく、「ビタミンCが豊富」と言われますね。
みかんだけでなく柑橘類全般においてビタミンCが豊富に含まれている、というのは良く知られていることですね。
では、みかんはビタミンC以外に主だった栄養が無いかというと、そうではありません。
みかんの栄養についてみて行きましょう。
ビタミンC
まずはビタミンC。
ビタミンCと言えば美肌効果、なんて言われますね。
お肌の健康を維持するために不可欠な栄養です。
また、不足すると、菌などに対する抵抗力が下がり風邪を引きやすくなったりもするので、風邪の流行る冬には特に摂取したいところですね。
カロテン
カロテンはみかん以外にもニンジンやカボチャなどの赤っぽい野菜に沢山含まれている栄養ですね。
カロテンの中でもβカロテンは抗酸化作用を持っていますので、体全体の老化防止に良い、とされています。
クエン酸
クエン酸と聞くと、口の中が酸っぱくなるのは私だけ?!(笑)
みかんやレモンなど柑橘類に多く含まれていますね。
クエン酸は体の疲労物質である乳酸を分解し取り除く働きがあるので、疲労回復に良い、とされています。
ビタミンP
あまり耳馴染みのない人も多いかもしれない「ビタミンP」。
ビタミンPもビタミンCと同じく水溶性ビタミンです。
ポリフェノールの一種で、抗酸化作用に優れています。
後程さらに詳しくご紹介しますね。
β-クリプトキサンチン
みかんの「オレンジ色」の成分です。
あまり聞き慣れない栄養かもしれませんが、ガンを抑制する効果があるとして注目されているんですよ。
みかんの栄養を効果的に摂るには?
みかんにはビタミンCだけでなく色んな栄養が含まれていることが分かりましたね。
美味しくて栄養豊富となれば、さらに積極的に食べたいところですが、じつは食べるタイミングによって栄養の吸収に違いが出るのです。
折角食べるなら、美味しく食べるのはもちろん栄養を効果的に吸収できたらもっと良いですね。
みかんはフルーツなので、食後のデザートとして食べることが多いのではないでしょうか。
私もよく、食後に食べていました。
でも、みかんの栄養を効果的に摂取するためには、食後に食べるのではなく食前に食べる方が良いのです!
お腹が空っぽの状態で食べる方が食物酵素の摂取がスムーズにできるので、朝、みかんを食べるのはとても良いですよ。
フルーツは空腹の状態で食べると消化がされやすいのですが、食後などお腹に入っている状態で食べると消化不良を起こしやすくなるのです。

みかんの白い筋って栄養あるの?その正体は
みかんを食べる時、皮をむいたあと、袋に付いている「白い筋」を食べますか?それとも取って捨てますか?
結論を先に言うと、白い筋は一緒に食べたほうが良いです!
みかんの白い筋や袋には、先程紹介した栄養の中でも「ビタミンP」が含まれています。
このビタミンPというのは、ビタミンCの吸収率を高め毛細血管を強くする働きがあるのです。
壊れやすく熱に弱いビタミンCを安定させて吸収率を高めてくれる、という大切な役割を果たしてくれるのが、あの「白い筋」なんです!
口に入れるとモサモサしていやだなーと思うかもしれませんが、取ってしまうのはもったいないです。
みかんの栄養を効率的に摂取するためにも、白い筋も是非一緒に食べてみてください^^
まとめ
みかんの栄養にについて、ご紹介しました。
栄養云々抜きに考えても美味しいから食べますが、でも、やっぱり折角食べるなら体のどんなところに良いのかも知っておいて損はないですよね。
冬は、美味しくみかんを食べて元気に過ごしましょう!