子供の体にプツプツとした小さなできものを発見!
調べてみるとどうやらこれは「水いぼ」。
小さいものだし、放っておいてもいいのかな・・・勝手に治るなんてことも聞くし。
なんて思いつつも、これって伝染するんだよね?!
今回は子供の体に出来た水いぼについて、我が家の体験を元に治療が必要か否かや、塗り薬や早く治すためにはどうすれば良いかなど、まとめました。
水いぼの治療はしなくてもよい?
子供のおしりに突如現れた小さなできもの。
初めは余り気にしていなかったんです。たった1個でしたし。
でも、日が経つにつれて徐々に大きくなっていくではありませんか!
しかも、いつの間にか増えてる!!
さすがに気になり始めて調べました。
病原体:伝染性軟疣腫ウイルス
潜伏期間:2~7週、時に6ヶ月まで
感染経路:感染者への接触による直接感染とタオルの共用などによる間接感染
症状:半球状に隆起した光沢を帯びた粟(あわ)粒くらい(2~5mm)のいぼが体幹や四肢にできる。いぼ以外の症状はほとんどない
なるほど。
ひとまず、いぼ以外の症状がほとんどない、ってことでちょっと安心。
そして、色々調べているとやはり良く目にするのが、「水いぼは放っておけばそのうち治る。治療はいらない」ということ。
そっか。それなら・・・
と、しばらく何もしないで様子を見ることにしました。
それからしばらく経ちましたが、一向に治る気配はありません。
ただ、本人が特に痛がったりかゆがったりという事がなかったので、大丈夫かな、と思っていました。
でも、実際のところ治るどころかさらに水いぼが増えてる!
しかもよく見るとなんか「予備軍」的な小さいのがポツポツみえる・・・
水いぼは確かに、放っておいてもその内治る様です。
ただし、すごく時間がかかります。そう、すごーく。
自然治癒までにかかる時間は早くても6ヶ月、長いと4年程かかることもあるとか!
4年はさすがに長すぎます・・・
そんなこんなでうかうかしている内に、兄弟でうつってしまい、結局、皮膚科を受診することになりました。
水いぼは治療したほうが良い
皮膚科を受診すると、先生はそれを見るなり、
「あー、水いぼだね。取ろ!」
というと、ピンセットでつまんで取り始めました。
6歳の子供はと言うと・・・ちょっと痛そうでしたが頑張って我慢してました。
先生曰く、
「水いぼはね~、放っておけばいいっていう医者も居るんだけどね、たしかに放っておいてもいいんだけどね。なかなか治んないから取ったほうがいいんだよ。」
とのこと。
確かに、あのまま放っておいても治るよりは増える方が先だな、と思いましたね。
水いぼにつける薬はステロイドが良いの?
一通り、目に付く水いぼは取ってもらいました。
水いぼをピンセットでつまむと、プツッとつぶれてなかから白い芯のような物が出てきます。
取った後はちょっとキズっぽくなる(ニキビをつぶした後みたいなね)ので、薬を出してもらいました。
そこで先生がおっしゃっていたのですが、
「水いぼにステロイドはダメだよ」
なのだそうです。
ネットで調べたりするとステロイドが良い、というのを見たのでちょっと混乱。
でも先生の説明によると、水いぼにステロイドを塗ったら良くなるどころか広がるよ、とのこと。
水いぼを取った後に塗る薬として、キズの炎症を抑える薬「アクアチム軟膏」と、かゆみを抑える薬「レスタミン」を出してもらいました。
水いぼを早く治すには
水いぼの治療や治し方への考え方は同じ皮膚科の先生であっても考え方が色々あるようです。
実際に、放っておけばそのうち治るよ、という先生がいたり、今回我が家が受診した皮膚科の様に取ってしまったほうが良い、と言う先生がいたり。
どれが一番良いのか、というのは実際にそれぞれの治し方で経過を比較したわけではありませんので断言できません。
ただ、我が家の経験としては、取ってもらってよかった、ということです。
先生の説明では、今ある水いぼをいくらかでも取ることで、体が水いぼを減らす方向へ働くようになる、ということでした。
実際に子供二人の内、一人はちょっと多く出てしまっていて取るのに結構痛がったので少し残した状態で診察を終えました。
「今回いくつか取ったことにより、残った分も徐々に消えて行くと思うけど、もし一ヶ月たっても減らなかったらもう一度来て」
と先生に言われていましたが、数日すると、本当に取れなかった水いぼも段々と小さくなって、治まっていきました。
結局一度の診察で治まってくれたので再診せずに済みました。
あのまま放っておいたら今頃もっと増えてただろうし、治るのに何カ月かかるかも分からなかったな、と考えると早く治すには取ってもらうのがよいのだな、と言うのが我が家の感想です。
まとめ
水いぼは放っておいてもその内治りますが、「その内」がかなり長い期間となることも考えられます。
皮膚科の先生によっても、対処の仕方に違いがあるようなので、我が家はたまたま受診した皮膚科の先生の考え方と子供の経過がマッチしたのかもしれません。
でも、確実に放っておくよりは、治療はしたほうが良いのだろう、というのは強く感じました。
水いぼが出来て辛いのはお子さんですので、出来るだけ早く治るように、一度皮膚科を受診してみましょう。