おたふく風邪に2回かかった!なんて話を聞いたりしますね。
おたふく風邪は一度かかってもその後もまたかかる病気なのでしょうか。
一度かかったけど、念のため予防接種を受けたほうが良いのかな・・・?
そもそも、おたふく風邪にかかったことがあるのに予防接種を受けても大丈夫なのか・・・?
今回は、おたふく風邪にかかったことがある場合に、その後の予防接種の必要性や再感染があるのか等についてまとめました。
おたふく風邪にかかったことがあると予防接種は必要ない?
幼稚園・保育園や小学校でおたふく風邪が流行り始めるとかなりの勢いで感染が広がってしまったりしますね。
おたふく風邪は感染力が強い上、飛沫感染・接触感染・間接感染など感染する経路が多いため、子供達が集団で生活している場所では感染が広がりやすいです。
おたふく風邪にかかってしまうと、治療薬と言うのが無いので病院では症状を和らげるお薬を出してもらって、良くなるのを待つしかありません。
発症すると、耳の下が大きく腫れたり熱が出たりといった症状がみられるのですが、特に腫れについては長いと2週間くらい腫れが引かないという人も居たりするので厄介です。
そのため、おたふく風邪はかかってからどうにかするのではなく「かからない」ために予防接種を受けることが推奨されていますね。
予防接種は1歳を過ぎれば受けることが出来ます。
そして、子供の場合1回の予防接種では免疫力がしっかりとつかない事もあり、2回受けることが推奨されています。
1回目を1歳過ぎに受けたとしたら、2回目は5歳くらいまでに受けるのが良いとされています。
でも実際のところ、「予防接種を受けていない」という子も多いです。
理由としては「費用」。
おたふく風邪の予防接種は自費で受けなければなりません。
この費用が5,000円~7,000円と結構します。
子供に受けさせた方が良いとは思いつつ、もうちょっと先でいいかな~なんて思っている内に感染してしまった、なんてこともありますね。
おたふく風邪にかかったら、体に抗体が出来るので、その後は予防接種の必要はありません。
ただし、「本当におたふく風邪にかかっていたら」です。
1回目の接種後におたふく風邪にかかった場合は?
また、幼児期の子どもに良くあるのが、「おたふく風邪の予防接種は2回受けてくださいね~」と言われて1回目のワクチン接種をした後に、2回目を受ける前におたふく風邪にかかってしまう、というケース。
うちの子もそうでした。
参考▶おたふく風邪は予防接種しててもうつる?症状と治るまでの期間について
と言うのも、おたふく風邪の予防接種は1回目を受けた後、4週間空ければ2回目を受けることが出来るのですが、免疫をちゃんとつけるために1回目を1歳過ぎてすぐ、2回目を5歳頃と言う風に間を空けて受けることが推奨されているから。
2回目の予防接種までに数年空いてしまうので、その間にかかってしまうこともあるよ、ということなのです。
では、2回目の予防接種の前におたふく風邪にかかってしまったら、2回目の予防接種ってどうしたら良いのか迷ってしまいますね。
もし、本当に、「おたふく風邪にかかった」のであれば、2回目の予防接種は必要ありません。
でももし、おたふく風邪にかかったと思っていたけど「おたふく風邪に似ている症状の違う病気」にかかっていたのであれば、おたふく風邪の免疫が付いていない可能性があるので2回目の予防接種を受けたほうが良いという事になります、
ここの判断は難しいですよね。
なぜなら、反復性耳下腺炎と言って、おたふく風邪と似たような症状が出る上、何度も耳の下が腫れてしまうような病気もあるからです。
おたふく風邪の予防接種、2回目って必要?
おたふく風邪の予防接種を1回受けて、その後、回りでおたふく風邪が流行してももらう様子もなく数年過ぎた場合、2回目の予防接種って必要なのでしょうか。
これは、一般的には2回目もちゃんと受けたほうが良いです。
1回ワクチン接種をしていると、なんだかもう終わったような気になってしまったり、ということありませんか?
我が家では息子2人の内、一人は予防接種後におたふくにかかり、もう一人は全くかかっていません。
そうすると、なんだかもう大丈夫、みたいな気になってしまうんですね。
その内2回目を受けたほうが良いという事自体を忘れてしまっていました・・・
が、かかりつけの小児科に久しぶりに行った際に指摘されて初めて気づいたのです。
1回受けたし、これまでかかってもないし、もうすっかり免疫が出来ているだろう!と勝手に思うのはやめましょう^^;
1回目を受けてしばらくたっていたら、ちゃんと2回目も受けたほうが良いです。
だって、免疫が付いてるかどうかなんて、検査なしではわからないのですからね。
おたふく風邪に2回かかることもあるって本当?
よく「おたふく風邪に2回かかったよ~」なんてこと聞いたりしますね。
おたふく風邪って何度もかかるものなのでしょうか。
基本的に、おたふく風邪には一度かかるとその後はもうかかりません。
じゃあなんで2回かかったなんてことが良く言われるのでしょう?
それは、前項でも触れましたが、おたふく風邪と症状が似ている別の病気があるからです。
おたふく風邪に2回かかったという場合には、1回目がおたふく風邪でなかったか、2回ともおたふく風邪でなかった、ということもあり得ます。
おたふく風邪はムンプスウイルスに感染することで発症するのですが、ムンプスウイルスに感染すると体の中に抗体が出来るので、その後はかからないと言われてるんですね。
なので、2回かかる、と言うのは基本的に考えにくいのです。
もしも本当におたふく風邪にかかったのかどうか知りたい場合は、抗体検査を受けることで分かります。
費用はかかりますが、年齢がある程度大きくなってかかったどうかが分からない場合には、検査を受けて見られるのが良いのではないでしょうか。
まとめ
おたふく風邪にかかったかどうか、の判断って難しいですね。
だからこそ、子供にワクチンの2回接種が推奨されているのでしょうね。
おたふく風邪の予防接種は受けても100%予防できるとは限りませんし、副作用のリスクが全くないとも言えません。
でも、受けていたことでもし感染してしまっても症状が軽くて済んだりもします。
子供の顔が大きく腫れて痛がる姿はかわいそうです。
かかりつけのお医者さんとよく相談をして、予防接種について検討されてみてくださいね。