大晦日になるとみなこぞって食べる「年越しそば」。
でもこれ、そもそもなんで食べるんでしょう?
今回はそんな年越しそばについて、なぜ食べるのかや食べる時間や場所などもご紹介します。
年越しそばをなぜ食べるの?
昔から大晦日には「年越しそば」。
特に気にもせず、ただ古くからの日本の風習のひとつだからと、それにならって大晦日には必ず年越しそばを食べてきました。
ところが、年末も近付いたある時、子供に「ねぇ、なんで大晦日に年越しそば食べるの??」と聞かれた私。
「え?うん、えーとねぇ・・・。そういうものだからだよ・・・」
こんな答えにもならない返事しか出来なかったので^^;
で、調べてみました!
年越しそばば1800年代前半には既に大晦日に食べられていたとされています。
そんな昔から食べられていたんだから、そりゃ、「なぜ?」とか「どうして?」とか考えもしなかったんだよ~^^;なんて言い訳してみたり(笑)
大晦日にそばを食べる理由としては、諸説あるようですね。
ただ、良く言われるものとしては「そば」が麺類の中でも切れやすいという事から、「今年一年に起きた災いや厄を断ち切る」という意味で、年越し前の大晦日の日に食べる、と言われているようですね。
年越しそばの食べ方は、お雑煮のそれのように、日本全国地域によって様々です。
ざるそばで食べたり、お魚をトッピングしたり、かき揚げをのせたり・・・
地域によっては「年越しそばは食べない」というところもあるんだとか!
また、うどん県香川の様に年越しそばではなく年越しうどんを食べる、というところも。
ちなみに、私の実家の年越しそばは毎年大晦日に父が手打ちしてくれたものに、母が具だくさんの汁を作って、それをかけた上にでっかいエビの天ぷらを乗せたものでした。
父がガレージでそば打ちを始めると、「いよいよ年越しか~」という気分になってましたね。
年越しそばはいつ食べる?
年越しそばの意味についてお話しましたが、では、皆さん大晦日の「いつ」、年越しそばをたべるのでしょう。
ライフメディアが行ったアンケートではこんな結果が出ています。
1位:夕食で 57%
2位:除夜の鐘が鳴るころ 35.5%
3位:昼食で 7.1%
4位:その他 0.4%
半数以上の人が、「年越しそばは夕食で食べる」ようですね。
我が家も、やはりいつも夕食で食べています。
次に多いのが日付の変わる直前の「除夜の鐘が鳴るころに食べる」という人です。
この時間に食べる人たちの意見として良く見られるのが「夕食にそばだと夜更かしするのにお腹空かない?!」と言うもの(笑)
夕食は普通に食べて、いよいよ除夜の鐘が鳴り始めたら食べるのが良いのだそう。
多分、我が家もそうですが、夕食に年越しそばを食べる家庭では、夕食後もあれこれつまめるものをテーブルに並べて好きなものをちょくちょく食べているのでは?と思いますね。
そして、少数ですが、お昼に食べてしまう人も居ますね。
予定によっては、夜はお蕎麦が食べられないからお昼に食べておこう!とい場合もあるかもしれませんね。
いずれにしても「今年の災厄を断ち切る」ために食べる、という意味で、31日の内に食べるようにしましょう。
年越しそば どこで食べる?
年越しそばを食べるタイミングが夕食や除夜の鐘が鳴ることだったりすることから、大半の人は自宅や帰省した実家で食べるようですね。
1位:自宅や帰省先で 95.4%
2位:飲食店で 3.3%
3位:その他 1.3%
このように、95%を超える人が自宅や帰省先で年越しそばを食べています。
それにしても意外なのが、2位の飲食店との差。
最近は日常的に外食をされている人(家で料理をしない人)や、グルメで食べ歩きが好きな人も多く、年越しそばを外で食べるという人がもっと多いのかな、と思っていました。
でも、実際は年越しそばは家で家族揃って食べ、年末のテレビを観たり初詣に行く準備をしたり、という人が今でも大半を占めているという事が分かりますね。
まとめ
あまり気にすることのなかった「年越しそばをなぜ食べるか」から、蕎麦を食べる時間や場所についてなど調べてみました。
今年の災厄は断ち切って、素敵な新年が迎えられるよう、年越しそばを美味しく食べて大晦日を過ごしたいですね!