お正月が近付くと、皆さんお正月飾りの準備を始めますね。
実家暮らしをしていると、いつのまにかきちんと準備されていたりするお正月飾り。
でも、独立や結婚で親元を離れ、いざ自分で準備しようと思うとどんなものを選んでどこに飾れば良いのか良くわからなかったりするものです。
今回はお正月飾りについて、その種類や意味、飾る場所やいつからいつまでの時期かなど、知っておきたい基本のことをおはなしします。
お正月飾りの種類や意味は?
お正月になると、各家庭で当たり前のように飾られている「お正月飾り」。
あまり気にしてなかったものが、いざ自分が準備する立場になって初めて「そもそも、お正月飾りってなに?!」と、その意味やマナーを知らなかったことに気付くものです。
まず、お正月飾りってどんなものがあるのでしょう。
お正月飾りの種類と意味
☆角松(かどまつ)
角松は神様が空から降りてくるための目標として飾られます。
☆しめ飾り
しめ飾りは神様を迎えられる清らかな場所をであること示すための飾りです。
☆破魔矢(はまや)
破魔矢は一年の好運を射止める縁起物として、お正月に寺院や神社で授与されます。
☆鏡餅(かがみもち)
鏡餅は神様への最高のお供え物とされています。
そのため、「三方」という台に半紙を前方と両側にたらして敷き、昆布や裏白、ゆずり葉をのせた上に餅を重ねて、一番上にだいだいを乗せるのが一般的です。
お正月飾り 場所はどこに飾るの?
お正月飾りにはそれぞれ意味があるように、飾る場所も概ね決まっています。
空から神様が降りてくるための目標となる「角松」は、家の門の左右に飾ります。
「しめ飾り」は清浄な場所という事を示すために玄関ドアの正面につるします。
「破魔矢」は寺院・神社から持ち帰って、どこに飾ればよいのか迷うものです。
神様を敬う気持ちを込め見上げて拝むため、昔の人は神棚やはりなどに破魔矢を置いていました。
最近の家では神棚やはりがなかったりしますので、その場合は目線より上、出来るだけ高いところに飾ると良いですよ。
「鏡餅」は本来床の間に飾るものです。
ただ、これも最近は家に床の間がないということが多いと思いますので、その場合は家族が良く集まるリビングなどに飾ると良いでしょう。
お正月飾りはいつからいつまで?
お正月飾りを飾る時期ですが、いつでも良いという訳ではありません。
そもそもお正月飾りは、新しい年の神様(年神様)を迎えるためのものです。
なので、当然お正月前には飾っておく必要がありますね。
ただ、12月25日まではクリスマスの飾りをしている家庭が多いので、26日からお正月飾りを飾るのが一般的です。
そして出来れば28日までには飾り付けを終えておきたいところ。
と言うのも、29日は「苦待つ」と言われ縁起が悪く、31日では「一夜飾り」と言われ神様に対する誠意が足りないと考えられているからです。
どうしても28日までに飾れないのでしたら、30日に飾るようにしましょう。
では、お正月飾りはいつまで飾っておくのでしょうか。
これは、「松の内」と言って元日から7日までのことをさしますが、この期間を過ぎたら外すようにしましょう。
松の内が過ぎて取り外したお正月飾りは、近所の神社に納めましょう。
ただ、どうしても近所に神社が無くて行けない、と言う場合には、小さく切って新聞紙で丁寧に包んでから捨てるようにしましょう。
くれぐれも無造作にそのままゴミ出し、というのは避けましょうね。
まとめ
お正月飾りの意味や種類、飾る場所や時期についてご紹介しました。
飾りの意味を知ると、お正月飾りの準備もより心を込めてできそうですね。
是非、12月28日までにしっかりと飾り終えてよいお正月が迎えられると良いですね。