浅草のとうろう流しは、浅草の夏の夜まつりとして毎年行われています。
穏やかな隅田川の川面を静かに流れるとうろうの光はとても幻想的。
夏のお祭りは花火や屋台でにぎわうものも良いですが、色んな思いのこもったとうろうの流れる様子を静かに見るのも日本の風情が感じられて良いですね。
今回は、浅草のとうろう流しについてご紹介します。
浅草のとうろう流しの日程・時間は?
とうろう流しは本来、死者の魂を弔ってとうろうやお盆の添え物を川や海に流す行事ですね。
浅草のとうろう流しは、昭和21年年に始まり、昭和41年に隅田川の堤防整備のために中止となっていましたが、平成17年に隅田川親水テラスの整備が整い再開されました。
とうろう流しでは、皆それぞれの思いをとうろうに書いて思いを込め、流灯台から流します。
ロウソクの明かりのともったとうろうが、隅田川をゆっくりと漂い流れていく様子はとても幻想的で、スカイツリーのライトアップをバックに美しい風景となります。
この美しいとうろう流しを見ようと毎年沢山の人が見物に訪れます。
まずは浅草とうろう流しの日程と場所について。
隅田川沿いの親水テラスはとうろうを流す人の通路になりますので、見学だけと言う場合には堤防上の公園から観覧するようにしましょう。
見学だけでなく実際にとうろうを流してみたい、と言う方は、申し込みをして参加してみましょう。
確実なのは事前の申し込みです。
8月9日までに直接「浅草観光連盟」へ行き、とうろう代1,500円を添えて申し込みを出せばとうろうが受け取れます。
事前に直接行くのは難しい場合は、郵便局での払込みによる申し込みもできますよ。
とうろう代の振込後、浅草観光連盟からとうろうが送られてきます。
振込手数料は申し込み者の負担ですが、送料は浅草観光連盟で負担してくれるようですよ。
詳しくはコチラ。
▶浅草夏の夜まつり 隅田川とうろう流し
また、事前に申し込みをしなくても当日でも参加することはできます。
当日、13時から隅田公園入口(水上バス乗場前)で受付開始されますよ。
ただ、なくなり次第終了になってしまいますので、当日の申し込みをされる場合は早目に行きましょう!
とうろう流しの流れですが、まず「灯篭流し受付」で受け付けを済ませ、地下ギャラリーでとうろうへ書き込みをします。
その後は道順に沿って進み、吾妻橋のたもとの「流灯台」からとうろうを流します。
とうろう流しは浴衣で行ってもOK?
とうろう流しに行く服装ですが、浴衣で行っても浮かないか?と心配になる人が多いようです。
実際のところ、浴衣で行く人は沢山いますので自分だけ浮いてしまうなんてことは全くないですよ。
浴衣を着る機会ってそんなにたくさんないですから、着れる時には積極的に着られたら良いと思います。
特に浅草周辺だと、お祭りとかなくても浴衣で歩いている人を結構見かけるので気にせず着て行きましょー♪
浅草のとうろう流しでは屋台は出るの?
イベントやお祭りと言えば気になるのが屋台などの出店。
浅草のとうろう流しでは残念ながら屋台は出ません。
なので、屋台や露店の雰囲気も楽しみたい、と言う場合は近くの浅草寺へ行ってみてはいかがでしょう?
ただ、浅草寺の仲見世は割と早い時間に閉まってしまうので、先に浅草寺周辺を散策してからとうろう流しの見物に行くと良いですよ。
まとめ
浅草、隅田川のとうろう流しについてご紹介しました。
水面をゆっくりと流れるとうろうの光に思いを馳せて、素敵な夏の夜まつりを体験してみてくださいね。