家事の分担を共働き家庭ではどうするか?
これは、結婚生活を円満に続けていく上でかなり重要な問題です。
どちらか一方、或いはお互いに家事の分担について不満を持ったままでいると、夫婦の間に溝が出来てしまうことだってあります。
地味な事だけど、毎日休まず続くものなので、夫婦がお互いに納得できるような家事の分担が出来るといいですよね。
今回は家事の分担について、共働きの場合の実態やそれに伴う夫婦喧嘩、分担の割合についてお話しします。
家事の分担 共働き家庭の実態
結婚をして夫婦での生活が始まると、当然のことながらそれまでの生活スタイルとは一変しますよね。
夫婦がお互いに仕事をもつ「共働き夫婦」の場合、家事の分担はどのようにしているのでしょうか。
実際のところ、共働き家庭の家事の分担については9割以上を妻がやっているという家庭が多数なのです。
最近では「名もなき家事」なんて言葉で表現される、家事とまでは言えないような家庭内でのちょこっとした作業(シャンプーを詰め替えるとかね)については「夫は一切把握すらしていない」場合が多く、妻である女性の不満が膨れ上がり大きなストレスとなっているようですね。
我が家も共働き家庭なので、こういった家事分担について妻が不満を抱える点に付いてはよく分かります。
そう、家事の分担について不満を持っているのは圧倒的に女性が多いのです。
中には、共働きをしていても家事の100%を妻がやり、夫は家の事はなにもやらないという家庭もあります。
家事分担推進派の私(笑)としては、妻が100%やらなきゃならないなんて、そりゃ特別家事手当でももらわなきゃやってらんない!と思ってしまいますね。
しかしながら、これが日本の夫婦の実態なのです。
家事の分担で喧嘩勃発?
家事の分担を巡っては、時として夫婦で喧嘩が勃発してしまうこともありますね。
酷い場合だと、これがきっかけで「離婚」なんてこともあり得ます。
些細な事の様ですが、家事と言うものは生活していく上で常に必要な物であり、日常であり終わりがない、それゆえに、不満も溜まりやすく喧嘩になりやすいんですよね。
我が家でも過去何度も家事の分担について喧嘩がありました。
経験上、喧嘩になる時と言うのは、お互いに「自分の主張」ばかりが前に出てしまいます。
相手の状況や考えには思いが行かず、「自分がいかに大変であるか」の言い合いのような感じです。
喧嘩になってしまう時と言うのは、大抵妻が「なんで私ばっかり!」という思いが爆発し、きっかけとなることが多いのではないでしょうか。
とは言え、夫のほうにだって言い分はあるのです。
それが妻としては一瞬受け入れられないような言い分だとしても、夫は真面目に意見を言います。
ここで、それぞれの立場から家事を巡って夫婦喧嘩になるちょっとした一例をご紹介。
妻の苛立ち
一日目一杯仕事して疲れて帰宅。でも、夕食を準備したり、洗濯したり、と帰宅後も休みなく動く。
夕食の準備が出来た頃に夫が帰宅。一緒に夕食をとる。
夕食後の後片付けをするのももちろん妻。夫はソファーに座ってテレビを観ながら笑っている。
やっと、食事の後片付けも終わり、シンク周りもキレイにして終わった!と思ったところで、ふら~っとやってきた夫が食器棚からグラスを取り出しお水をグビッと。
そして、グラスを無言のままシンクにポイっとおいてまたソファーへ。
その瞬間に、妻怒り爆発!
「自分が使ったグラス位自分で洗えコラアァァァァァ!!!」
夫の苛立ち
妻が仕事で忙しいので少しでも助けになりたいと、自分でも出来ることはやろうと決意。
せめて夕食の後片付けと洗濯をたたむの位は率先してやろう!と、頑張る。
食器を全て洗い終わり、洗濯物をたたんでいたところに、妻が一言。
「ねえ、食器、汚れがちゃんと落ちてないよ!シンクにも泡が残ってるし(怒)。あと、下着はそんな風にたたまないでよ、形が崩れちゃう!」
「ほんならお前が全部やれやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
どちらのケースもお互いの思いがよく理解できてないのが問題かな、と。
妻の立場だと疲れながらも頑張って家事をこなしたところに、追加で洗いもの一個ポンっと出されるとムカッとしてしまいますね。
でも、悲しいかな男の人ってこういう部分に気づけない人が多いんです。
決して悪気があってそうしているのではなく、分からないのです。
特に、幼少期から身の回りのことをお母さんにやってもらってきたようなタイプの人だと本当に気づきません。
なので、湧き出る怒りをちょっと抑えて冷静に、ちゃんと伝えられるとよいのかな、と。
「ねえねえ、悪いんだけど、使ったグラス、洗っておいてくれる?」
あくまでマイルドに。
夫の家事のクオリティーについては女性はどうしても不満を持ちがちです。
割合的に圧倒的に女性の方がやっている経験値が高いので、出来て当然の部分が男性には難しいこともあるのです。
結婚前に一人暮らしが長く、マメな性格の男性であればどんな家事もきちっと出来るかもしれませんが、まだまだ少数派です。
妻の目からみると「全然できてない!」と思ってしまうことであっても、まずは「やってくれている」ことに感謝をして、少しずつ歩み寄れたらよいですね。
「片づけしてくれてありがとう!すごく助かったよ。あ、それで・・・やってもらって言うのも悪いんだけど、ここだけちょっと汚れが頑固だったみたいだから、こういう汚れは少し念入りに洗うと綺麗になるよ」
これもあくまでマイルドに(笑)
家事の分担の割合の丁度良いところは?
家事の分担については色んな意見があります。
割合もじゃあお互い50%にすれば納得か、と言うとそうでも無かったりするんですよね。
また、妻ばかりが負担が増えて不満になるなら、自分の事だけやって夫の洗濯はしない、ごはんも作らない、という意見もありますが、私はこれはあまり賛同できません。
あまりに「自分のことだけ」になってしまったらなんで結婚したんだろう?と思ってしまうからです。
なんか、家族というよりはシェアメイトみたいな感覚ですね。
家事の分担がうまく出来てなくて妻の仕事が圧倒的に多い場合は、まずは、夫に状況を良く理解してもらうところから始めないといけません。
それは、仕事で拘束されている時間と、帰宅後にやらなければいけない家事の数々、面倒だからとやらなければどうなるか、等々、言い合いをするのではなく互いに理解を深める必要があります。
また、家事がなかなか出来ない夫の状況についても妻はわかってあげるべきです。
そういう習慣をもって育ってきてなければなかなか出来ることではありませんし、正直男性はいつまでたっても子供のようなところがあるので時として「大きい息子」と思って接すると腹が立たなかったりします(笑)
共働き夫婦の家事のやり方について、私のおすすめとしては、あまり「分担」にこだわり過ぎないことかな、と思います。
「これとこれは私、それとそれはあなたね」
こんな風にすると、すごく義務的になったり、或いは分担以上のことはやりたくなくなったりしてしまうかもです。
それよりは、例えば夫に家事を手伝ってもらいたかったら、何かを一人でさせるのではなく、「一緒に」やるのはどうでしょう?
分担もいいけど一緒もおすすめ
例えば、キッチンが一人しか立てない程狭いければ仕方ありませんが、それなりにスペースがあるのなら、食器洗いを一緒にするとか。
「私がすすぎをするから、あなたは洗ってくれる?」
こうすれば、一緒に洗いながらその場で汚れが落ちてなければ、「これもうちょっと汚れ残っているみたいよ」と言いやすいですし、シンクの最後の片付けまでどのようにすれば完了なのか分かりやすいです。
それに、作業中にその日の出来事など会話もできるので一石二鳥♪
便利家電&クリーニングに頼るのも
共働きで経済的に余裕があるのなら、便利な家電やクリーニングを利用するのもアリだと思います。
家電もどんどん進化して便利なものが沢山ありますよね。
洗濯機なら乾燥までやってくれるもの、ルンバなどのお掃除ロボット、食洗機等を使えば家事がグンと楽になります。
また、週に何回かハウスクリーニングなどの家事をやってくれる方にお願いするのもひとつの手ですね。
それで夫婦のいざこざがなくなるならOK!という家庭も実は結構あるんです。
家族として長く円満にやって行く為には、やっぱりお互いを尊重し理解しようとすることが大事かな、と自分自身を振り返ってもそう思います。
まとめ
家事の分担について共働き夫婦の実態や、それに伴う喧嘩&分担の割合について、私なりの考えをお話ししました。
ぐだぐだと長くかいてしまいましたが、女性の立場からするとどうしても不満を感じやすい部分だと思いますので、夫婦で家事について良く話し合ってお互い納得いく形で家事ができると良いですね!