お中元の季節になるとデパートの催事場などには全国各地の名産品がずらりと並んで、どれにしようか迷ってしまいますね。
一生懸命考えて「これだ!」と思って贈ったものの、それが受取る相手にとっては嬉しいものとは限らなかったりします。
今回は、受け取る側の本音、「お中元でもらって困るもの」についてお話します。
お中元でもらって困るものは?
日頃の感謝の気持ちをと、一生懸命選んで贈ったお中元。
当然、貰い手も喜んでくれてるはず!と思いたいところですが、実際のところ、もらって困るお中元もあるのです。
まずは、こちらのアンケート結果をご覧ください。
賞味期限の短いものは注意!
ランキング1位の「賞味期限の短い生鮮食料品」は、私も経験があります。
丁度、お中元が送られてきた時に実家に一週間程帰省をしており、戻ってきたら郵便ポストに不在通知が。
配達員の方も何度か来て下さっていたようで、不在通知が何枚かあり、すぐに電話をして再配達をしてもらいました。
中身は、要冷蔵の大福のようなものでしたが、残念なことに受取った時にはすでに賞味期限を過ぎてしまっていました。
贈り主は、旅行先でそれを食べ、おそらく美味しかったのでその場で手配してくれたようでしたが、こちらの不在のことを知らなかったため、残念な結果となりました。
せっかく贈ってくれたのにと思うと、受け取ったことは伝えましたが、食べられなかったことは言えませんでしたね。
相手の家族構成を知らないと失敗するかも
2位の「食器」や5位の「少人数では消化しきれない大量の食材」、10位の「大量のアイスクリーム」などは、贈る相手の家族構成を良く知っておく必要がありますね。
4人暮らしなのに中途半端にペアグラスとか貰っても困るし、2人暮らしなのに大箱でフルーツとか送られても食べきれなかったりします。
個人的にはアイスクリームは大好きなので、冷凍庫の何かをよけてでも欲しかったりしますが(笑)冷凍・冷蔵の必要な物は冷蔵庫の空きスペースが足らないと困ってしまいますよね。
好みが合わなければ迷惑でしかないかも
「洗剤」や「固形石鹸の詰め合わせセット」「ブランドものタオル」などは、自分の好みにピッタリ合えばとても良いギフトになりますが、好みが大きく分かれるものですので合わない場合には迷惑に思われてしまうかもしれません。
洗剤や柔軟剤等も最近では皆香りにこだわって使う人が増え、その分品ぞろえも豊富になりましたね。
私も洗剤や柔軟剤の香りを楽しむ一人ですが、かなり好き嫌いがあります。
こういった物の難しいところは、ボトルを開けて嗅いだ香りと実際に洗濯をしてみて香る香りが違う、ということです。
自分が使うものでさえ、お店で「コレいいな♪」と思って買ったのに、洗濯してみたら「なにこれクサッ!」となって1回キリになった物があります。
それぐらい「香りのついたもの」を選ぶのって難しいです。
相手がはっきりと○○メーカーのこの商品がお気に入り、という事を知っていれば別ですが、そうでなければ敢えてこういった好みがはっきり分かれるような物は選ばない方が賢明かな、と思いますね。
また、ブランドもののタオルなども、好みでなければ開けられることもなくそのまま放置、その後、リサイクルショップなどで売られてしまう、なんてこともあり得ます。
夏のギフトで注意すること
お中元などの夏のギフトで注意することは前項のアンケートでもあったように、「賞味期限」がまずありますね。
夏は高級フルーツ「桃」もギフトで人気ですが、桃は繊細で傷みやすいフルーツです。
配達の途中でちょっとでも負荷がかかるとすぐに傷んでしまいますし、食べごろを逃すとあっという間に美味しくなくなってしまいます。
そうでなくとも気温が高く、食品の賞味期限や管理には気を遣う時期ですのでこういった傷みやすいものは贈る相手が本当に好きなものと分かっている、配達日に確実に在宅しているなど、状況をきちんと把握して贈るようにしましょう。
また、ビールやジュースは夏ギフトで人気があり、また、貰って嬉しいものの上位にに常にありますが、お酒を飲む人でもビールは飲まない場合や、ジュースを大量にもらってもあまり飲まない上に重くてかさばるので置き場に困るということもありますので注意が必要ですね。
まとめ
正直もらって困った、というお中元を見てみると、共通して考えられるのは「贈り主が貰い手のことを良くわかっていなかった」、ということです。
身近な人に贈るなら、相手の家族の状況や好み、配達日に在宅しているかなど把握もしやすいかもしれませんが、遠方に居て会えるのが数年に一度で身辺の事など良く把握できていない等と言う人へのお中元は、あまり冒険しない方が良いでしょうね。
贈る相手の事を良く考えて、本当に喜ばれるお中元が選べると良いですね!